ICELANTIC(アイスランティック) をテスト
日本に入ってきているスキーメーカーの中では活発なwebプロモーションを展開していて、なおかつ良くも悪くも癖のある日本人ライダーが集結しているスキー板のブランド、ICELANTIC(アイスランティック)
新品で買おうものならビンディング付きで10万近くしてしまう現在の価格からしたら、まぁ買うことは無いだろうなと思っていたところ、スキー仲間の板を借りることができたので少しの感想を。
試したのはこちら
PIONEER 109 144-109-131 ¥88.000
ビンディングはマーカーのツアービンF10
174cm
ALL-MOUNTAIN
PIONEER109
ゲレンデからバックカントリー、さらにはビッグマウンテンまで
King of All-MountainPIONEERシリーズで一番太い109は、軽快感は薄れるが、そのかわりパウダーでの浮力と安定感は抜群。
ノーズがスムーズに立ち上がり、テーパード[トップが太く、テールが細い]設計によってパウダーの中でスピードに繋げやすく、
オーバーな後傾にならずとも自然なポジションでパウダーを滑ることができるでしょう。
NOMAD115と比較すると、よりジェントルに、よりスムースにターンを繋いでいくことができる大人の味付け。
スペック上は2台とも同じRですが、115の方がカービングした際の板の返りが強く、よりギュンギュン曲がれるイメージです。
NATURAL111と比較すると、111の方がRが大きくテールの張りもあるため大斜面向きです。
という感じの板です。
1/末のカムイリンクスで試乗。
で、滑った感じはリバティと似ているな、と。
どしっと雪面に設置している感覚はヨーロッパ系の板っと比べると弱く、どこかふわっとした乗り心地で、板のセンターあたりで鋭く雪面状況を感じるような雰囲気を持つ板。
このセンター109mmというパウダー板どストライクな幅の割に、整地でもそこまでの太さを感じさせない取り回しの良さで、きっと北海道パウダーだったら快適に、オーバーヘッドを楽しめるのだろうなぁという感触。
今回試したのが174cmと短めであったことと、ツアービンだったことで剛性が出たのか、ノーズもテールもかなりハリがあり、ノーズをしならせようとしてもちょっとムリでした。そもそもFTみたいな柔らかいブーツでどうこうするには板がしっかりとしすぎているのかも。
重量はこの手のパウダー板では軽めだと思います。
(そもそもアイスランテックは全般的に軽いのでね…)